対症療法(対処療法)と原因療法

今私たちの周りななんでもスピーディーになってきています。

わからないことがあっても、ネットで簡単に調べられる。

体の事もそうです。

広告を見れば、簡単、素早く、即効

こんな文字ばかり。

何度も書いていますが、私は長い間ヘルニアの痛みで大変苦労していました。

ペインブロックを何度もしました(脊髄注射は太いし痛いし)

何度目かのブロック注射の時、お医者様に手術を勧められました。

本当に素晴らしいお医者様できちんと正直に話してくれました。

私は手術をしたらヘルニアが発症する前の体のように戻るのか?と質問したら、先生は難しいと答えてくれました。

手術の箇所もそうだし、万が一の時は歩行も困難になるリスクもある。

そして、手術をして元通りになる事って考えてみたら無いとは思わないか?

と言われました。

「対症療法」

についての話でした。

私は悩み、最後の一回とお願いしてブロック注射を打ってもらいNYに向かいました。

そして、素晴らしいアレクサンダーテクニークの先生に出会い、座り方立ち方、歩き方、モンキーポーズを教えてもらい全く痛みが無くなりました。

でも、半年過ぎて、アレクサンダーテクニークで学んだ動作や姿勢を1週間しない生活を送ったら、しっかり冷たい痺れがきました。

慌てて、また気を付けて生活をしたら痛みも何も感じなくなりました。

自分の体の使い方の怖さを知りました。

立ち方、座り方、歩き方、モンキーポーズ

どれも難しいものではありません。

でも、身体にとって本当に効率の良いそれぞれのやり方はとても奥深く大変です。

アレクサンダーテクニークを始めて20年以上経った今でも一発で「出来た」と思える日は1割もありません。

その動作を行うのに色々と意識して、身体に指令をして沢山沢山考えて抑制して、2度目で「出来た」と思える事がほとんどです。

アレクサンダーテクニークは原因療法に近いです。

「ほら、これをやったらこうなってできたでしょう?」

なんて事はひとつもありません。

取っ掛かりとして、そんな事もありますが、自分の体を抑制して効率の良い使い方に変えるのは大変なんです。

最低2年。でも、2年でわかるには多大な投資が必要です。金銭面だけではなく、時間と努力が必要です。

でも、原因がわかれば再発はしないのです。

それどころか、身体全部が変化していきますので、やった人だけは恩恵を受けることができます。

簡単なエクササイズも渡しますが、簡単そうに見えるだけで、本当に大変なのです。

「似て非なるもの」

これにつきます。

ダイアモンドとジルコニアを比べた時、品質によってはジルコニアの方が美しく輝きます。ただ天然では無いだけです。

ダイアモンドでは無い。

何が言いたいのかと言いますと、「個人の価値観」の問題です。

自分は「対症療法」(対処療法)を選択するのか「原因療法」を選択するのか。

どちらも間違えでは無いです。

価値観の問題です。

ただジルコニアをダイアモンドだと思った人は気の毒だなぁと。

それも人生勉強かもしれませんが。

頭がリードする事の意味がわかるのも2年以上はかかります。

アレクサンダーテクニークを学ぶのは大変時間がかかります。

でも、学ぶ価値はあると思います。

ただし、そう簡単に変化はしません。もちろん日々成長はあると思います。

毎日面倒くさい生活が強いられます。

なのでジルコニアでも良い人には向かないかもしれませんね。